13年ぶりの「東京」で、皆様をお待ちしています(終了)

今年の日本フェミニストカウンセリング学会全国大会は、2019年525()26()の両日神奈川県横浜市の「ウイリング横浜」での開催が決まりました。詳細はこちらをクリックしてください。

東京と謳いながら会場は横浜?との疑問をもたれるかもしれませんが、「東京大会」とした理由は二つあります。一つは「東京大会」と決定し予定会場も東京だったのですが、諸々の事情で横浜になったこと。もう一つは実行委員をフェミニストセラピィ“なかま”(在東京)が引き受けたことからでした。その結果、東京のすぐお隣の横浜になりました。皆様ご存じのように東京横浜間は電車で30分~40分程度で行き来ができますので、大会の前後はどうぞ両方の街で散策をお楽しみください。

 

前回の東京大会は2006年で、テーマは「フェミニストカウンセリングの未来に向けた実践」でした。13年を経て今年のシンポジウムのテーマは「フェミニストカウンセリングを次世代にどう繋げるか~多様性・少数性を尊重しつつ~」(仮題)です。シンポジストは外部から杉山文野さん、是恒香琳さんのお二人。フェミニストセラピィ“なかま”からはコーディネーターとシンポジストが加わり、四人での構成になります。

 

昨年はSNSの普及と共に若い女性が被害を受ける事件が相次ぎ、加えて女性への差別・人権無視等がより明確になり社会問題化もしました。そうした時に私達が思うのはフェミニストカウンセリングをもっと多くの人々に知ってほしいということなのです。

 

フェミニズムの思想がすべてを解決できるわけではありませんが、女性にとって息苦しい今の社会を生き抜くためには、少なくともフェミニズムを知りフェミニストカウンセリングを理解することで生きやすくなるといえるからです。

 

今回のテーマのもと、私達が次世代や若年層の女性達にフェミニストカウンセリングをどう伝えていけばいいのか、どう繋げていけばいいのかを共に熟考できるシンポジウムにしたいと願っています。

 

東京大会実行委員長 海渡捷子(フェミニストセラピィ"なかま")

お申し込みはWEBからもできるようになりました。

https://kokucheese.com/event/index/563716/

 

 

大会プログラム

 25日(土)

☆シンポジウム:

「フェミニストカウンセリングを次世代にどう繋げるか

~多様性・少数性を尊重しつつ~」

  シンポジスト:杉山  文野((株)ニューキャンバス代表取締役/

                          NPO法人東京レインボープライド共同代表理事)

          是恒 香琳(日本女子大学大学院生)

          中川 浩子(フェミニストセラピィ“なかま”)

   コーディネーター:小柳 茂子(フェミニストセラピィ“なかま”)

 ☆交流会:ウィリング横浜

 ☆宿  泊:各自でご予約をお願いします。

 26日(日)

 ☆分科会/ワークショップ

 

シンポジウム(5月25日)

 

テーマ:フェミニストカウンセリングを次世代にどうつなげるか

 

 寒さも緩み本格的な春の到来も目の前です。今年度の全国大会は、日本のフェミニストカウンセリング発祥の地でもある東京での開催です。

 1980年代に誕生し、女性の意識改革をめざして、心理支援を実践してきた日本のフェミニストカウンセリングですが、中心となって活動をしてきた世代の高齢化が進む一方、次世代への継承がうまくいっているとは思われません。とくに1020代の若い世代との断層は深いと言えるでしょう。一昨年から次々と噴出したセクハラやパワハラの問題、医大の女子入学の不正操作、LGBTをはじめとする性の多様化を非難する発言、いずれも根底にはジェンダーの問題が存在し、そのひずみが様々な形で浮き上がってきています。このような社会の中で、フェミニストカウンセリング学会はその機能、役目を十分に発揮できているのでしょうか。残念ながら、ジェンダーの視点で心理支援に長らく取り組んできていながらも、その社会的認知度は低い状態です。どうしたら社会に幅広く、さらには次世代に向けて、学会の存在や意義を知ってもらい、活動の場を広げていけるのか。

 

今回の全国大会では、シンポジストとして、トランスジェンダー活動家で、NPO法人「東京レインボープライド」共同代表理事を務め、多様な性を持つ人への居場所、交流の場づくりに尽力する(株)ニューキャンバスの杉山文野さんと日本女子大学院生で、多様な社会問題に目を向け、同世代との違和感を鋭い視点であぶりだしながら、社会に向け積極的な発言や行動をしている是恒果琳さんをお招きいたします。

 

お二人には、ご自身の活動、体験を語っていただきながら、フェミニストカウンセリングがどのように映っているのか…、またフェミニストカウンセリングと接点を持つことは可能なのか…など、さまざまな角度から討議していただきたいと思っています。

 

お二人のほか、シンポジストとして現在FC学会の理事であり、フェミニストセラピィ“なかま”のカウンセラーである中川浩子さんが、自身の体験を交えてフェミニストカウンセリングの変遷と現状について語り、次世代につなぐための可能性をさらに深めていきたいと思います。


コーディネーター:フェミニストセラピィ“なかま”小柳茂子

 

 

大会ボランティアスタッフ募集中です

2019年度東京大会でボランティアスタッフとしてご協力くださる方を募集中です。詳しくは、"なかま"までお電話(03-3359-0902)でお問い合わせください。